8月4日名古屋短期大学での講演会


 

にじいろスタッフのなつきちです!

 

8月4日、私の母校である名古屋短期大学で、代表の柴田滋紀ことおんちゃんししょうが講演会をしてくださいました。

その講演会を聞いて、7/30-~8/2までボランティアに来てくださっていた「みんなに笑顔をとどけ隊」(詳しくはブログ参照)の一員の和田早紀子さんこと「さっこ」がその講演会を聞いての感想文を書いてくれました。

皆様に紹介したいと思います。

 

鳥肌が立ち、身体が動かなかった。教室は静まり、柴田さんの声が響いた。

2011.3.11 私は、その場にいたような感覚になった。

講演は「にじいろクレヨンの軌跡」に書いてあることを話す場面もあったが、しかし、柴田さんが実際に目の前で話すことによって、より”その時”のリアリティが増し、柴田さんの乗った消防車に迫り来る津波や、その時の状況、様子、直面した人々の姿が、頭の中でより鮮明に浮かんだ。

話をする柴田さんは、普段全力で子どもたちと触れ合う姿ではなく、初めて見る表情で私たちに語った。

保育園や仮設住宅で出逢う子どもたちはその時、どうしていたのだろう…。子どもたちの目の前で起きた恐怖や不安を考えると胸がぎゅっと強く痛んだ。

講演会では、地震直後の状況、にじいろクレヨンができるまで、これからの課題について話してくださり、私は初めて、柴田さんの「にじいろクレヨンへの想い」を生で聞いて、気づけば涙が溢れていた。その時感じた自身の想いと柴田さんの想いを忘れず、胸に刻み、私も同じ気持ちをもって、これからも活動していきたい、と改めて強く感じた。

私は、4回の被災地訪問を通して、学び感じたこと、また、実際に地域の方からお話を聞いて、知れたこと、感じたことがある。しかし、まだまだ、自分には知らないこと、また、わたしたちが知らなければならないこと、が沢山ある、と思った。

知ろうとすること。その事だけでもとても大切で、知ろう、知りたいと思ってくれる人がこういう講演会や伝えていく事によってもっと、増えていったらいいな、と思った。
にじいろクレヨンが大切にしている”継続すること”。”継続”することによって、子どもたちはまた来てくれる、また遊べる、という、信頼感・安心感が芽生える。また、人と人を結ぶつながりが生まれる。

子どもだけでなく、保護者の方や周りの地域の方にも希望を与えることができる。

にじいろクレヨンの活動が人とのつながりによって、”希望”となり、また、人々の”笑顔”に出逢うきっかけにつながる、と私は信じる。そして、私もまた、”継続”することを大切にしていきたい。

年々、ボランティアの数が減っていく中、愛知県に住むわたしたちにできることは少ないかもしれない。けれど私は、本当に少しでもいい、子どものたち、被災された人たちに1人でも多く笑顔を届けること。また、お母さんお父さん地域の方と1人でも多くお話をし、握手したり、触れ合ったり、また心温かい人々の笑顔をみること。たったそれだけの”わたしたちにできること”をこれからも、子どもの笑顔、人々の温もりに寄り添い、子どもの笑い声が聞こえる限り、続けていきたい。

また、サポート会員目標の1万人以上の人にこの活動を応援していただけるよう、「にじいろクレヨン」と自分が所属する「みんなに笑顔をとどけ隊」の活動をこれからも、また1人でも多くの人に伝えていきたいと思う。

 

以上がさっこの感想文です。

 

私も、この「みんなに笑顔をとどけ隊」の一員としてにじいろクレヨンの活動にボランティアとして参加しておりました。

初めて被災地を訪問したのは震災から1年の時で、その時感じたこと、初めてにじいろクレヨンの活動に参加した時の事、そしておんちゃんししょうの講演会。

今でもハッキリと覚えています。

やはり、おんちゃんししょうの「生の声」はさっこの文章にもあるように、とてもリアルで写真やニュースでは感じ取れないものがありました。

当時学生だった私にとって、実際に被災地を訪問し、現実と向き合うことの必要性を大きく感じる瞬間でした。

この事を1人でも多くの人に知ってもらいたい、伝えていきたいという思いで数回にわたってボランティアに参加し、今に至ります。

今回は、さっこを始めとする名古屋短期大学の学生の皆様がボランティア参加後の講演会ということもあり、色々な事を感じ、次の活動への意志につながったのではないかと思います。

こうして、ボランティアに参加してくださる皆様とのつながりをこれからもより一層大切にしていきたいと思っております。

 

講演会に足を運んでいただいた名古屋短期大学の皆様、そして野津先生、ありがとうございました。

 

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8月4日名古屋短期大学での講演会 への1件のフィードバック

  1. y.s のコメント:

    どれだけ考えても、感想や私の思いも含めると短いコメントに納める事ができないので、改めて感謝を。
    継続した活動だけでなく、「発信」をしてくださるおかげで私もにじいろクレヨンに繋がりを持たせていただいております。
    震災直後といってもいい時期にブログにアップされた「命のつかいみち」を拝読したことで、私としてはご縁がつながりました。
    その後ブログを読み続けておりましたが、あいちゃんの「コメントよろしくお願いします!」という記事に触発されコメントを始め、駄文ではありますが書き込みを続けさせていただいています。
    そして、今も柴田先生は各地で講演、スタッフの方やボランティアの方の実地でしか感じる事の出来ない経験のブログ。
    様々な皆様の「発信力」が私にとっても力になっております。
    結局長文になってしまったようで、失礼いたしました。
    いつも通りの言葉で終わりたいと思います。
    なつきちさん、ご報告ありがとうございます。
    さっこさん、感想ありがとうございます。
    おんちゃんししょう、名古屋での講演ありがとうございます。

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