学びの場


今年の強烈な寒さに、すっかりやられているジョブズです。

今日は、活動の様子でなく、最近の色々な研修で感じたことや考えたことを紹介したいと思います。キーワードは「学びの場」です。

いきなりですが、学習指導要綱は10年ごとに改定されます。平成10年ごろは「ゆとり教育」、平成20年ごろは「脱ゆとり」、そして2020年度から「知識を使う力(思考力・判断力・表現力)」だそうです。いわゆる“アクティブラーニング”で自ら考える力を身に着けることを目指しています。

ここで思うのは、学習指導要綱は、あくまでも学校だけが「学びの場」であるという前提のお話であって、こどもたち一人一人に適した「学びの場」は何なのか、それを社会全体としてどう支えるべきかという視点が欠けているように感じます。

一方で、平成28年に「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律」が制定され、フリースクールやオルタナティブスクール(もう一つの学校)など、教育を受ける場の多様性や代案性が保障されようとしています。

ちょっと話が難しくなってしまいましたが、「学びの場」とは、子どもたちが様々なことを知り触れることによって、興味を持ち、学びを深める切っ掛けを与える場であり、それは学校を含めて、場所はどこでも構わないと思います。

MIT メディアラボ所長の伊藤穰一さんも、『まず「教育」と「学び」は違います。英語で言うと「Education」と「Learning」ですが、いま大事なのは「教育」ではなく「学び」のほうです。学ぶためのパッション、学ぶためのコラボレーションをどうやって子どもたちに授けていくのか。そこをやっていかないかぎり、授業をいくらオンライン化したところで意味がありません。』と述べています。

WIREDより https://wired.jp/2013/01/01/vol5-joiito/

一般論では、分かりにくいので、最後に、私の得意なエンジニアリング関連で、学びでもあり遊びでもある具体的な事例を紹介します。

最近の商品(特にスマフォに代表される電子機器)は、万人が満足するものを提供するのが難しく、ユーザが多少カスタマイズして利用する場面が多くなっている、多くなってくると思います。そのため、理系・文系に関わらず、自分が使い易いようにカスタマイズする技能が必要となります。その技能を習得する一例ですが、プログラミングを習得すると、少なくともシステムの仕組みが理解でき、カスタマイズの一助となるでしょう。実は、遊びでもプログラミングは習得できるのです。実際に、カスタマイズ技能習得に役立ちそうな“もの“が、いくつか出てきています。これなら”遊び“として楽しめますよ。

プログラミングしてレゴパーツでロボットが作れるLEGO MINDSTORM

https://www.lego.com/ja-jp/products/themes/mindstorms/mindstorms-ev3-31313

MindStorms

段ボールとNintendo Switchを合体させて、新しい遊びが作れるNintendo Labo

https://www.nintendo.co.jp/labo/index.html

Nintendo Labo

簡単にアニメーションやゲームが作れるScratch

https://scratch.mit.edu/

Scratch

 

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