みなさま、おはようございます、こんにちは、こんばんは!
にじいろスタッフなっつです。
この挨拶でブログを書いてから5年。そして震災から7年が経ちました。
私事ですが、この春にじいろクレヨンを退職することになりました。
ブログを見てくださっているみなさ~ん、本当に今までありがとうございました。
最後の投稿ということで、これまでの道のりと今を振り返ってみたと思います。
私がにじいろに入った2013年は、日々石巻中の仮設住宅を駆け回っていました。
駐車場の空いているスペースや集会所で、いかに子ども達と思いっきり遊ぶか試行錯誤の日々でした。
仮設住宅には元気な子どもたちがたくさん住んでいました。
しかしながら仮設住宅は、思いっきり声を出したり、騒いだりできる環境は今よりも少なかったなぁと感じます。
駐車場とは言えど車は停まっているので、ボールで遊ぶときは車にボールが当たらないようにする。縄跳びをするときは縄跳びで石が飛ばないように、シャボン玉をするときも液でコンクリートや集会所前を濡らさないようにする。
沢山気を付けることがありました。
そこに住むおとなにとって生活の場である仮設住宅は、子どもたちにとっても生活の場であり、子ども時代を過ごす場所。
色々制限がありますが、のびのびと過ごせるように頭を使いながら(笑)毎回遊び場を開く日々でした。
継続して活動をすることにより、子どもたちは少しずつ安定していき、毎回思いっきり遊んでいる姿が見られました。
また、住んでいる住民さんとのかかわりも挨拶だけだったのが、挨拶+αに増え、震災当時の事、生活の事、色々な話をしてくださるようになったのもこの頃です。また、子どもたちにも少しずつ関心を向けてくださるようになり、一緒に昔遊びをしたりもしました。
そんな仮設での活動を3年ほど重ね、復興公営住宅への集団移転が進んだ頃、新しく復興公営住宅にて活動が始まりました。
まだ新しい復興公営住宅と、これから作られてゆく地域での活動でしたが、これまで積み重ねてきた仮設住宅での関係性が活動のしやすさや信頼に繋がりました。
復興公営住宅では、仮設住宅が出来た時にも発生した「ご近所さんが誰かわからない」という状況があり、活動初日は沢山の方が来てくださったのを覚えています。
それだけ皆さんつながりを求めていらっしゃると同時に新しい地での生活への不安も言葉や姿から感じられました。
「どこに誰が住んでいるのか分からない」「仮設の時はよかった。みんないたから。今は誰も友達がいない。」「一人でご飯を食べても美味しくない」
お茶を飲みながらポツリポツリと出る言葉が、復興公営住宅でのリアルな現状を映し出していました。
そんな中、子ども中心の場から子どもの遊び場・大人のお茶会・アートコーナーといった誰でも来れる場所として始めた活動の中では、顔見知りになった大人と大人、そして大人と子ども、子どもと大人は沢山おり、多世代の人が交流する場になりました。
2年間ですっかり顔の見える関係は増え、これまでは主体がにじいろだったものが少しずつ”住民と共に作っている場所”になっています。
今では子どもから大人までにじいろの遊び場にやってきます。少しずつではありますが、子どもたちが地域に見守られながら過ごす環境が出来つつあると感じています。
震災から7年、ようやくそれぞれの地で新しい地域づくり・関係作りが始まった今、これからより大切な日々となっていきます。
ひとりひとりが、よりのびのびと、より居心地のよく生きることのできる場所になりますように。これまでの活動や積み重ねてきた時間が種となり、これから芽吹いていきますように。
私たちの出来ることは本当にちっぽけです。でも、震災があって大変な時期があったけど、少しでも石巻をはじめかかわるすべての場所で「にじいろっていたよね」「楽しかったよね」なんて少しでも思い出してもらえたらいいなぁと思います。
にじいろクレヨンの職員として関わるのはこれで終わりですが、引き続き形を変えて繋がっていきたいと思います。
皆様、大変お世話になりました。そしてこれからもにじいろも!私も!(笑)宜しくお願い致します。
んでまず!
奈都希さんの新聞記事を読み手紙を出しました。住所が間違っていためか戻ってきてしまいました。おばさんのためパソコン使用頻度が少なく手紙の方が転送していただけるかとの期待で出しましたががっかり
私、実家が静岡でロンドンに行く前にお会いしたいと手紙を書きました。転居先を教えて頂けないでしょうか?
tanakaさま
はじめまして、にじいろクレヨンのなるみんです。
お返事遅くなり大変申し訳ありませんでした。
新聞記事をきっかけに、スタッフの活動に関心を持っていただき、当団体へご連絡ありがとうございました。
住所をお伝えしますので、お手数おかけしますが再度郵送いただけますでしょうか。届き次第、なっつへ送らせていただきたいと思います。本人もtanakaさまからのお手紙喜んでおりました。
どうぞよろしくお願いいたします。
住所:〒986-0859
宮城県石巻市大街道西2の2の25千の杜学びのスタジオ にじいろクレヨン宛
なっつさん、こんばんは。 すっかりご無沙汰しておりました。
懐かしいです。 震災時に学生さんだったんですよね。ボランティアでいらしてその後ににじいろクレヨンにお勤めされて。もう5年たちましたか。 長い間ふるさとをはなれて石巻で頑張ってくださって本当にありがとうございました。 子どもたちは年々大きくなっていきますが、なっつさんと楽しい時を過ごしたことはきっと忘れないことでしょう。 被災地にこころを寄せてくださって本当にありがとうございました。 これからの人生に幸あれと願います。