みなさま、おはようございます、こんにちは、こんばんは!
にじいろクレヨンスタッフのなっつです。
石巻もすっかり秋を通り越して冬の気候になってまいりました。
そろそろタイヤ交換をしなければ・・・!と思っている次第でございます。
気づけば石巻で過ごす、4回目の冬。
まだまだ東北の寒さには慣れませんが、子ども達・スタッフと元気いっぱい過ごしていきたいと思います。
さて、10月の南境第4団地のご紹介をさせていただきます。
現在月1回訪問している、南境第4団地。
集会所に着くといつもの顔ぶれが・・・・いませんでした。
いつも「寒いから部屋あっためといたよ」とニコニコ迎えてくださる管理人の住民さんはじめ、そのご近所さんたちが一人もいませんでした。
がらーん、とした集会所。
「あれれ、もしかして・・・」と思って聞いてみると、すでにお引越しされたとのことでした。
いつも温かく迎え入れ、子どものたちを一緒に見守ってくださっていた皆さん。
新しい地にお引越しされたということで、嬉しいようで寂しい気持ちになりました。
仮設住宅ではこのように少しずつ復興公営住宅や戸建て、マンションへの転居が進んでいます。
大人だけではなく、子どもたちも引っ越していきます。
この日一番乗りで来てくれた男の子。
「コマ勝負すっぺし!」という第一声から始まりコマ大会に。
コマを回しながら、「今日でにじクレ来るの最後かも」「来月引っ越すから」とポツリ。
続けて、「ちょっと、なつきちまだコマまいてんの?おっそ~~~」
こちらが答える暇もなくコマ回し再開。
子どもたちの心の声やカミングアウトは、このようにふとした瞬間や遊びの中で出てきます。
彼の言葉には、寂しさや、これからの不安、期待などなどが込められているのかもなぁと想像しつつ、ただただその言葉を受け止め、にじいろでの時間を一緒に過ごしました。
ここ南境第4団地は、仮設内に公園があります。今日は外遊びもしました。
仮設やフェンスに囲まれたこの公園は、子どもたちの日常的な遊び場になっているみたいです。
たくさん遊んで、たくさん外の空気を吸って、めいっぱい発散してきました。
ちょっぴり薄いグレー色の仮設住宅という世界で日々を過ごしている子どもたち。
「色のない世界がにじいろが来るときには少しでも色のある世界になれば」という代表のおんちゃんししょうの言葉通り、ここで過ごした幼少期・青年期を子どもたちが振り返ったときに、「なんか、にじいろクレヨンとかあったなぁ、変な大人たちがいたなぁ」なんて、色鮮やかな?(笑)思い出だといいな・・・なんて思ってます。
それはそれぞれの場所へ移っても、そうなることを願って、いつでも戻って来れる場所となるように復興公営住宅はじめ様々な事業の活動を引き続き展開していきます。
これからも、”つながり”を大切に☆