居場所のちから


今日は石巻子どもセンター、「らいつ」にて行われた講演会に参加してきました。

今日は川崎市子ども夢パーク所長、フリースペースたまりば理事長の西野さんの講演会でした。

テーマは、「居場所のちから」でした。

同じ居場所づくりをやっている者として大変興味深い内容でした。

私がとても印象深く感じたのは、西野さんが子どもと過ごす中で感じてこられた「ぼくバカだもん」「生まれてこなきゃよかった」などの自己肯定感の低い子どもたちの姿についてです。

私自身も、「自己肯定感が低い」と言われているゆとり世代で、他人の目や親や教師の評価をよく気にしていたなぁと思い出しました。
そして、その環境は今を生きる子どもたちも変わっていないように感じます。

そんな、ストレスを溜めやすい社会で生きている子どもたちに何が必要なのだろうと考えたときに「僕もできた!」「自分で出来た!」という環境があることなのかなぁと思いました。

西野さんの言葉で、「日々の生活で自分にどうやって自信をつけていくかが大事」とありました。

少し例が極端ですが、「あの子はあぁなのに何であなたはこうなの?」「もっとがんばりなさい、全然だめよ」といった環境の中では自分に自信をつけていくことは出来ません。

子どもたちの居場所づくりをしている中で、失敗しても大丈夫、一人一人が認められる、色んなことにチャレンジできる環境を作っていきたいと感じました。

今回、石巻市の子どもの権利に関する条例についても知ることができました。

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これらがきちんと実現されている環境作りに、子どもの居場所づくり活動をしている立場として、努めていきたいと思いました。

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居場所のちから への1件のフィードバック

  1. y.s のコメント:

    学校という子どもにとって多くの時間を過ごす場以外に、遊びなどを通して自己表現が出来たり、役割を見つけられる居場所。
    そこで自分の可能性を一つでも発見して自覚できたら、良いなぁ。
    子どもの権利が、あまねく平等に与えられますように。
    ご報告ありがとうございます。

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