~よっぱ報告~
終業式も終わった春休み。
今日の向陽町仮設団地には17人の子どもたちが
遊びに来ました。
集会室を開ける前から待ちきれず、長縄とびを始めた
女の子たち。
1年前、ピカピカの1年生になりたてだった頃は
泣きべそかくことが多かったみらいちゃんが、
何度縄につまづいてもへこたれることなく、みんなが部屋に
戻ったあとも八の字飛びを一人で
何度も繰返しては得意げな笑顔でもうすぐ2年生の貫禄を
見せていて、この1年間での成長の大きさを実感しました。
新年度に向けて、おんちゃんししょうは向陽小学校にご挨拶。
先生方のご厚意で校庭を使わせていただけることは
本当にありがたいことで、
今日も元気溢れる男の子たちは、校庭でおんちゃんししょうと
一緒にサッカー。
校庭で遊んでいた少数精鋭隊の5年生3人組と、
低学年から大人まで入り混じる6人の
にじいろチームの勝負は、13対12の大接戦の末、
惜しくも敗れましたが、また次回に向けて、
チーム力も鍛えていけるといいですね!
室内ではぶーちゃんと一緒にビーズのストラップ作り。
ビーズがみるみる間にもぎたての果実のように大変身!
「家族の分も作る!」と張り切って3つ、4つと夢中で
作り上げていました。
まっちーの隣では、オセロで盛り上がる男の子たち。
つっかに「おんぶして~!」と甘えるたかとくんは、
「いま何周か数えて!」とせがんでは37周も廻って
もらって満面の笑顔。
その傍らでは中学生の女の子がホワイトボードに
お絵描きをしてみたり、カプラで大きなタワーを
作ってみたり。
もうすぐ高校生のまいちゃんと、住民のOさん、よっぱは、
シュシュ作りをしながらいろいろなおしゃべりに
花が咲きました。
今日のボランティア参加者は30歳代4名&
新・高校生とあって、
全体的にのんびりゆったりとした雰囲気で、
にじいろクレヨンの時間がまるで大きな我が家のように、
ひとりひとりの子どもたちが寛ぎ、楽しむ姿が
微笑ましいひとときでした。
復興2年目のスタートとなる4月からは、
私も含めてボランティア側の活動頻度や
メンバーも変わりますが、
ここからが地域の力を発揮していくスタート地点。
様々な行政の制度等も切替となる時期で、
阪神淡路大震災の時にも3年目頃から「社会に忘れられた、
見放された」という孤独感を募らせた方々も
少なくないと聞きます。
被災直後の避難所時代から多くの困難と向き合いながら、
1年、2年と時間をかけて地域の方々との二人三脚で
築いてきた「にじいろクレヨン」という居場所を、
これからもずっと継続していけるように、
それぞれの立場で、様々な形で、ひとりでも多くの方々に
末永く共に歩んでいただけますように、と願ってやみません。
今日のボランティア参加者はおんちゃんししょう、
たっく、つっか、ぶーちゃん、まっちー、よっぱでした。
こちらでは、始めは集会室の中でひたすら発散していたようでしたよね。
公園へ行くようになり、そして校庭をお借りできるようになり、お住まいの皆様とも交流が深まり。
にじいろクレヨンの地道で継続的な活動が、地域の中で着実に広がって浸透していますね!
春は新たな一歩が始まる季節、それも、これまでの歩みがあってこそなんだなぁ、と改めて思います。
直接参加が難しい私も、私なりに関わっていきたいと思います。
よっぱさん、ご報告ありがとうございます。