感動したこと、支援とは。


先週の土日に、知り合いのデザイナーさんが広島から石巻にいらっしゃいました。
その方は、いまの自分に何が出来るだろうかと、震災からずっと考えておられたようです。
そしてそのことで、5月頃に私にご相談がありました。
私は一度、被災地や避難所をご覧になって考えてはどうでしょうかとお伝えしました。
快諾していただき、土日にいらっしゃることで決まりました。
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土曜日、日曜日、にじいろクレヨンはたくさんの避難所を回ります。
その活動についてきてもらいました。
その活動のなかで石巻高校に行ったときに、避難所にいる小学生れお君と仲良くなったようでした。
れお君は夏休みの課題を考えていたようで、めだかが欲しいと訴えたそうです。
そのデザイナーさんは、めだかをあげると約束をして、広島へ戻られました。
それからさっそくめだかを送って下さって、水槽やら餌やらカルキ抜きやらブクブクやら、全部揃えてくださいました。
そして今朝、れお君は一晩カルキ抜きした水を水槽に入れ、
それまでビニールの袋の中にいためだかを移しました。
れお君のお母さんから伺いましたが、朝から学校行くまでずっと水槽の前で眺めていたそうです。
夕方、我々はにじいろクレヨンの活動で石巻高へ行きましたが、
れお君は学校から帰ってくるなりランドセルを自分の部屋に置いて、水槽前の特等席へ直行しました。
写真は、その時の様子です。
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本当に本当に嬉しかったのでしょう。
れお君のめだかを見る眼差しをみていたら、何故かこちらが感動してしまいました。
これが本当の支援だなあ、と思いました。心と心が繋がっている、絆を感じました。
人と人、間があって人間になるってかあ

そんな支援を私もしたい、拡げたい。
私以外にも、そんな支援をしたい人のお手伝いが出来るのではと考えさせられました。

れお君、れお君のお母さん、デザイナーの先生、ありがとうございました。




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感動したこと、支援とは。 への1件のフィードバック

  1. ぶーちゃん のコメント:

    今回のブログを読んで、支援には、お金、物、人、いろいろある中で、一番欠かせないのは「こころ」なんだなあとつくづく思いました。
    れお君メダカのご健勝をお祈りいたします。

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