「こども避難所クラブ」では、多くのボランティアの方に手伝ってもらっています。
今では、先生の卵である宮城教育大の学生さんも来てくれています。
毎日各避難所で行っている「にじいろクレヨン」は真の教育実習の時間であり、
本番にほかならないと感じています。
本当に本当に過酷な状況にいるこどもたちと、真剣に向き合わねばなりません。
教材も、練りに練った授業計画もありません。
ただ一人の人間として、向き合うしかないのです。
こどもたちは、とてもとても辛抱強く今を生きています。
小さな子にとっては、少し上のお姉ちゃんが先生役になることも。
「にじいろクレヨン」での司会をMCと呼んでいますが、
MCは声をかけたり盛り上げたりして、こどもたちと一緒にすごしていきます。
このMCには、能力もセンスも必要じゃありません。
最初はうまくできないと思っていても、
場数を踏んでいけば誰でもできるようになります。
MCは滞りなく完璧にする必要はありません。
焦ったりとちったりしても、それが正解です。
笑いながら恥をかきながら、一緒に過ごせばいいのです。
そもそも、こどもたちはMCが間違ったって
恥だなんてだれも思っていません。
自分も最初はわけもわからず、なりふりかまわずやっていました。
でも、何回かやってると慣れてきます。
そして、こどもたちが慕ってきてくれます。
ボランティアのみんなには、徐々にひとりで
こなせるようになってもらいたいです。
MCを初めてのやる人がいるときは、まず自分がやってみせます。
二日目はその人に挑戦してもらい、自分は補助に徹して見守ります。
三日目は、最初から最後までその人にやってもらいます。
この、最初から最後までやりとおすという経験が、
実はすごい大事なことだと感じています。
いっぱいいっぱいになっても、
なんとかやり通したことがやがては大きな自信となります。
すこしぎこちないMCであっても、真剣に取り組もうとする気持ちに、
こどもたちはきちんと応えてくれるものです。
子供たちとても力強い 自信をもって前進
ほんとに頑張ってるね みんなの折れない心、尊敬してます
どんな事にもいえること。
つたなくても、すぐ上手く出来なくても一生懸命やれば絶対伝わるんだね。
また改めて、大切な事を教えて貰いました。
信頼…信じて頼る事。小さな体と心であれからずっと突っ走ってる子供たち。ふと寄り掛かかれる場所を、みんなで作ってあげなきゃなんだね。
それをすぐやり始めたということ、とてもスゴイと思います。
けどしげもちゃんと寄り掛かかるとこ見つけてね!君が倒れたら大変だからね。
今日もガンバレー!!